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2013年07月29日
三島市:グランシップで、静岡県市町議会議員研修会、講師は蟹瀬誠一氏。
今日は、静岡県内の市町の議員が一同に集まって、
研修会です。
蟹瀬さんのおはなしは、国際ジャーナリストとしての
経験から、日本の立ち位置をしっかり見極めることを
はなされました。
過去の先人の教訓から学ぶことも、いつの時代も共通している課題を
乗り越える知恵があることを改めて感じました。
議員の質も問われます。
< グローバル社会を生き抜く日本の行方 >
開催日 平成25年7月29日 (月)
場所 静岡市東静岡 グランシップ中ホール
講師 蟹瀬 誠一 氏
(蟹瀬氏の講演の要約)
今の時代を考える
IT化によって、過去と全く違う社会となっている。→過去と未来は切り離されている。
コンピューターが世界を変えた。
情報伝達のスピード → 以前の100億倍のスピード
スマホの普及で、知識と経験の全くない幼児でも遊べる時代となる。
その結果 ↓
過去の経験が全く生かせない時代 → 昔より現実を直視する傾向がある。
「目先のモノを過大評価して、中長期トレンドを過小評価する」
アベノミックス・・・景気の回復、インフレ等への期待が大きいが、長期的には今後
どのようになるか、わからない。 長期的な視点も必要。
グローバリゼーション・・・世界共通の認識は、 民主主義と資本主義
資本主義が成り立つ3つの要素・・・人の欲、楽観主義、群集心理
世界の宗教・・・2025年には、世界人口のの2分の1は、イスラム教徒になる。
これからの時代は、イスラム圏と対イスラム圏の時代になる。
アジアの割れ窓・・・・グラフィティ理論(割られたガラス窓からどんどん新しい風が入り広がる)
かつては、アジアの中に経済的に強い国がなかったので、日本は
アメリカやヨーロッパと貿易を行ってきた。
しかし、中国との自由貿易の活発化と中国が力をつけたことにより
アジアの中にも強い国が次々出てきた。
現在の経済で注意すべきこと
国家が目指す経済で、永遠に続くものはない
しかし、現実の経済が永遠に続くと思ってしまう。
松下幸之助が心配していたこと
「 戦後教育にどっぷり浸かった世代が総理大臣になったとき、日本は危ない」
このことを危惧し、松下政経塾をつくったが、途中から選挙にいかに勝つか・・
ということに関心を持つ人の集団になってしまった。
経済予測の当たる確率
アメリカの学者が7年間調査した結果、経済アナリストの予測も素人の予測も
あまり変わらなかった。 当たる確率は同じ。
現在の日本は、1000兆円の稀に見る借金大国・・・かろうじて、国民の含み資産で
保たれている。
経済を読み取る・・・情報があふれる時代
ノイズの中の本当のシグナルを読み取る。情報はそぎ落とす
真実は、現場にこそある。
これからの時代を生きる
今は産業革命
ダーウィンの言葉 「最も強いものや賢いものが生き残るのではなく
最も変化に敏感なものが生き残る」
Posted by 野村りょう子 at 14:31│Comments(0)
│議員活動
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