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2013年07月24日
三島市:お盆のシーズン。お盆は仏さんが家に帰ってくると言われています。
< 悲しい新盆 >
この1年の間に家族を亡くし、新しい仏さんのいるお宅では
玄関周りに、盆提灯を下げ仏さんを受け入れる飾りつけをしています。
心を込めて、受け入れる支度をしているお宅も多いことでしょう。
その中で、若い人の新盆は本当に悲しみが増します。
大学に通っていた青年が自ら命をたちました。
家族はその変化に気付き、家族も含めて何とか普通に学校に通えるように
努力をしていたようですが、その思い届かず・・・大変残念な結果となりました。
学校が合わなかったのか・・・将来に夢が持てなくなったのか・・
その理由はわかりません。
でも、学校に通えなくなって自室にこもる状態になったとき、家族は
どう対処すればいいのでしょう。
家族にとっても、心痛む問題となり家族も人に相談もできない状態に
なりがちです。
確かに、状態を見ればなんとかしたいと思うでしょう。
そのために、家族も贅沢を慎み、遊ぶこともやめ、明るい話題を避けることが
想像できます。
うつ状態に陥った場合、家族も一緒にうつになりがちで、一緒に苦労に耐えて
なんとかしたいと思いがちです。
でも、これが逆効果になる場合はないでしょうか。
家族も一緒に、耐え忍ぶ家庭になった場合、本人にとってはさらなるプレッシャーにならないで
しょうか。
うつの人を励ますのは逆効果だと言われます。
それと同じように、家族も一緒に耐え忍ぶ生活は、「頑張れ頑張れ」と言っているのと
同じようなプレッシャーを与えてしまわないでしょうか。
< 時間がかかるという認識と覚悟。開き直りが大事 >
うつに陥った場合、回復には3倍の時間がかかります。
回復には、干渉しないで見守りながらも、放っておくのが一番。
家族や周囲の人は、時間がかかるという覚悟と
耐久戦になっても、絶対に治るという本人を信じることも大事
見守る家族にも、相当の覚悟が必要です。
また、干渉しないで、気を使わないこと。
ビクビクして見守ることは、本人にとっても耐え難い状況になるように思います。
亡くなった方や、亡くされた家族を責めるつもりは全くありません。
亡くなってしまったことを思うと、本当に心が痛みます。
ただ、今も同じように苦しんでいる人がいるとしたら、私自身の経験から
たとえ死んでも本人の問題、本人が決めること・・・というくらい
突き放した覚悟を持つと、 案外改善して来ることもあるのではないかと
思います。
過干渉されることは、決して良い方向にはならないのではないでしょうか。
生きることに希望が持てるようにしたいですね。
Posted by 野村りょう子 at 19:27│Comments(0)
│歴史・文化・芸術
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