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2013年06月26日
三島市;今の世の中で一番無駄なことは、書類作りではないかと思う。
< 文明が無駄な作業を作った?? >
パソコンの普及で、文書のやり取りや画像処理は便利になりました。
しかし、そのために、事業などの計画書、報告書、・・・などなど、求められるものは
実態の現場の成果より、そのことを表現する書類の完成度の高さになっています。
企画書、プレゼンの良し悪しで、お金が取れる時代です。
実際の現場での人と人のふれ合いの中から生まれる、成果はあまり評価されないし
そのことを表現したり、客観的なデーターをとるのも難しい場合があります。
人と人の関係性を築くことや
人がそこから元気をもらって立ち直っていく成果や
居場所としての価値観が生まれることで、リピーターが多くなる事 ・・・などなど
利用者が何人いたか?というデータでは測れない成果が本当はあるはずです。
< 今、行政事業の中で一番費やされているにはこの書類作り >
書類作りに一番事業費、つまり税金が使われているって、もったいないと思いませんか
行政の仕事は、この書類がいかに美しく完成されているか(誤字脱字、行ずれがない)
に神経を使うことが大事であると思っているところがあります。
そのために一日の中で、それぞれ30分でも費やされているとしたら、単純に計算しても
16分の1の人件費(8時間の16分の1)は、いらなくなると思います。
費用計算すると、億単位です。三島市でも、年10億円以上。
以前、県の委託事業の中で、この書類作りで厳しい指導を受けました。
あまりにずさんな書類だった(県からみると)ということかも、しれませんが
委託費の中に、それに費やす十分な人件費もなく、私たちは現場重視で
動いていましたから、その作成、修正はほとんど家に帰っての夜中や休日でした。
その時に、ある大手メーカーに勤めていた経験のあるスタッフがいいました。
「民間では、考えられない無駄」
「こんな書類の修正をしたところで、誰が得するのか
せいぜい、担当職員の指導評価が上がるだけ」
「企業では、億単位の仕事もA4一枚の企画書で済むときもある」
その時は、そんなものかと聞き流していましたが
< 行政の本当の仕事ってなんでしょう >
今、行政事業のチェックをする身になると、本当に書類に埋もれ、書類作りに
奔走している役所の現場をみると、本来の仕事はこういう書類作りなのだろうか
と思います。
商店街振興も、地域のことも、学校現場も、担当職員が現場に足を運び
現場の空気を肌で感じて、仕事をすることもとても、大切なことだと思います。
しかし、現場の仕事は直ぐに外注に出し、
自分たちは、その審査、評価を仕事だと思っているところはないでしょうか。
役所から一歩外に出て、市民目線で街を見てみると、もっとやるべきこと
やるべき課題が多く見えてくるはず・・・そういう外かから見える課題を
長期ビジョンでとらえて、計画し、実行していくことが大事だと思いますが・・
書類にうもれてる毎日のなかで、どれだけの人がそのことに気づいているのか
少し不安になります。
書類の簡略化を真剣に考えませんか!!
写真データが即送れる時代です、クラウドを有効に使うともっと、オープンな
事業報告もできます。
人口が減る時代に、同じことを今後も同じようにできなくなります。
法律に沿った手続きが必要な部分と、そうでなく簡略化できる部分を分けて
考えることはできないでしょうか
まずは、自分の仕事の仕方も効率的にしなければ・・とは、思います。
自分も反省しています (>_<)
Posted by 野村りょう子 at 15:14│Comments(0)
│野村私見・・つぶやき
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