≪ 居場所と出番のある地域づくりを! 皆さんの活動を応援します。!! ≫
2012年04月07日
三島市:今増えている生活困難者の支援のあり方を考える。
景気の低迷と、世代が高齢化に向かうことで
生活困難に陥る人たちが増えています。
社会保障と税の一体改革が国で議論されていますが
地域の中では、生活困窮に陥る人たちが待ったなしの
状況で増えています。
生活保護を安易に増やす事もできず・・・
かと言って、自立というにはおぼつかない状況の
人たちです。
現在、行政の支援体制も、
・ 生活保護に近い人たち、
・ 65才以上の高齢者、
・ 15歳までの児童
・ 障がい者手帳を持っている人
など、状況に合わせて相談窓口はいくつかありますが
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15歳で中学を卒業し、組織に属さない人
65才未満で年金対象の以前の人たち
障がい者でもないが、健康とも言えない人
などが、働けなくなった場合の相談できる場所があまり
ありません。
近所付合いなど地域社会の付き合いも希薄
親戚付きあいも希薄のなってしまうと、日々相談できる
友人がいる場合でも、継続的な支援は難しくなるのでは
ないでしょうか
これからの社会は、こういう人たちがその後も生きる望みを
もって、自立して生きていくための仕組みが必要です。
社会の中に気楽に寄り添える、居場所があればもっと、早く
立ち直れたのでは・・・と思うケースもあり、今後、このような
活動を行なう団体、組織づくり、人材の育成が大事であると考えます。
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Sさんの場合 女性 58才 未婚
若い頃は、会社員としてバリバリに働き貯金もできた
親の介護をきっかけに、会社を辞め、親の年金と自分の貯金で
家賃7万円のアパートで暮らす。
親が亡くなってから、うつ状態に陥り、食事も喉を通らず、
対人恐怖で、コンビニにも行けない状態になる
近所の知り合いが、見かねて食事を届ける毎日の生活が
1年以上続いている。
まだ、貯金は残っているが、将来に不安を感じ、家賃3万円以内に
引っ越したいと考えている。
課題、引っ越しても食事を作れない、なければ何日でも食べない状態でも
平気でいる。
これでは、いつか餓死してもおかしくないが、本人はプライドがあり
生活保護などは受けたくないと思っている
対人恐怖で、働くことはできない。
こういう人の場合、どこが相談窓口か難しい面があり、行政でもたらい回し
されてしまうことも考えられます。
今は、近所の人が食事を届けていますが、いつまでできるのか
引越しした場合には、どうなるか心配です。
Sさんんの場合は、しばらくご近所の人と、一緒に相談にのっていこうと
考えています。
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仕事を無くし、家族もいない人は特に、孤独に陥り、精神面でも大きな
ダメージを受けます。少しでも、話ができる場所があれば、精神面での
サポートだけでもできれば、最悪の事態は避けられると思うのですが・・
こういう人たちへの支援活動を広めて行けたらと思っています。
Posted by 野村りょう子 at 11:01│Comments(2)
│野村私見・・つぶやき
この記事へのコメント
いつもお世話になっております。天使のベンチの加藤です。
先日は、ありがとうございました。
今日の、ブログは今私が活動している事と、ぴったりあっています。
精神の患者さんで、一人暮らしの方に、さをり織りで、仕事に繋がる
支援をしています。一人ずつの個別指導で、精神面のサポートをしながらの、自立支援作業所です。
お手伝い出来る事があれば、いつでも連絡頂ければ、嬉しいです。
先日は、ありがとうございました。
今日の、ブログは今私が活動している事と、ぴったりあっています。
精神の患者さんで、一人暮らしの方に、さをり織りで、仕事に繋がる
支援をしています。一人ずつの個別指導で、精神面のサポートをしながらの、自立支援作業所です。
お手伝い出来る事があれば、いつでも連絡頂ければ、嬉しいです。
Posted by 加藤ひろ子 at 2012年04月08日 16:28
加藤様
ありがとうございます。
社会の中で行きにくさを感じている人たちに居場所づくりって、大事ですよね。
難しいのは、その人のこれまで生きてきた人としての尊厳を維持しつつ寄り添うことだと思います。
どう考えても、病気、普通の生活は無理と思っても、簡単に生活保護などは嫌がりますし、障がい者施設も拒否する場合があります。
だから、どんな人も差別なく寄り添える場所が大事ですね。
オシャレで、行きたくなる場所、居たい場所づくりが良いと思います。
でも、その運営は誰が行うんでしょう。
天使のベンチさんは、まさにそういう場所になっているんでしょうね。
今度、お邪魔します。宜しく。(^。^)
ありがとうございます。
社会の中で行きにくさを感じている人たちに居場所づくりって、大事ですよね。
難しいのは、その人のこれまで生きてきた人としての尊厳を維持しつつ寄り添うことだと思います。
どう考えても、病気、普通の生活は無理と思っても、簡単に生活保護などは嫌がりますし、障がい者施設も拒否する場合があります。
だから、どんな人も差別なく寄り添える場所が大事ですね。
オシャレで、行きたくなる場所、居たい場所づくりが良いと思います。
でも、その運営は誰が行うんでしょう。
天使のベンチさんは、まさにそういう場所になっているんでしょうね。
今度、お邪魔します。宜しく。(^。^)
Posted by 野村りょう子 at 2012年04月11日 00:07
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