2011年10月09日
黒豆の煮方の違いから学ぶ・・「世の中に正解はあるの?」

久しぶりに黒豆でも煮てみようと思い、スーパーで
買ってきた黒豆の袋のレシピを見ると、今までとは
全く違ったつくり方が掲載されていました。
そこには、煮汁を先に沸騰させ洗った豆をその中に
直接入れ5,6時間浸けておき、そのまま煮込むとい
うものでした。
これがやってみると驚くほど簡単で、何よりふっくら
おいしく出来ます。
煮汁まで非常においしくて、捨てるものが何もなく豆の
栄養分を全部いただく事ができます。
以前(と言っても、30年も前に学んだもの)の方法では、
釘を入れて、煮こぼして、アクをとって、落し蓋・・・など
非常に神経を使って煮てみても、皮が縮んだり、色があ
せたりして悪戦苦闘して、黒豆の煮方は難しいと思い込
んでいました。
他の黒豆の袋を調べてみると、袋によって違うつくり方が掲載されている事が分かりました。
このような事例を思い浮かべながら足元を見直すと、
私達は日常の中ではマニュアル的な動きで過す事
が多く、一度学んだやり方が正しいと思いがちです。
一度思い込んでしまうと他の見かたや、やり方を取り入
れる事が難しくなります。
特に、ベテラン(主婦業も言える??)と思われるほどの
経験を積むとなおさらです。
世の中には全く違う考え方、感じ方、見かたがある
ということを常に心にとめておかないと独りよがりの
ベテランになってしまうかもしれません。
黒豆の煮方の違いから気付かされた「思い込み」の
危険性ですが、皆さんはどうでしょうか?
これは、料理だけでなく、人との接し方,育児や物事の
すすめ方など、何でも言えるかもしれないとおもいました。
(時々、書き留めていた思いをつぶやきます)