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2013年11月16日
三島市;避難勧告の課題:10万人の避難勧告で、避難した人は300人。

< 避難勧告の難しさ >
昨日の研修会で、小田原市の防災対策についての説明の中で大変大きな
課題が示されました。
過日の大災害の予想に対し、10万人の市民に避難勧告を出したところ、
避難した人は、300人足らずだったということでした。
小田原市は、酒匂川の下流域に発展した街です。
近年の大雨予想には、小田原に雨が少なくても、富士山、御殿場方面に
大雨が降ると、小田原市は川の氾濫が危惧されています。
そこで、以前の大雨の時、危険が迫り10万人に避難勧告を出したのですが
実際に避難した人は、300人足らずだったようです。
これでは、災害時の命は守れません。
< 10万人が入る避難所は存在しない >
また、問題は、避難所が市内の小学校の体育館などになっていますが
実際に体育館に入れるのは、人数も限られています。
寝泊りできるのは、1箇所に500人くらいでしょうか。
< 一箇所の避難所(体育館)開設するのに、100万円位かかる >
市内、20箇所の避難所を開設すると、2000万円必要になり
その判断を、市長は即決しなければなりません。
ですから、行政は、避難勧告に慎重になってしまします。
このようなことから、住民と行政と・・双方に課題があると感じました。
台風27号のフィリピンの被害を見ると、
日本を直撃していたら、大島だkでなく、東日本全体に大変な被害を及ぼして
いたと想像されます。
近年の台風、大雨など、災害対策を改めて、重要課題と受け止めて
取り組む必要があると感じました。
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