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2012年07月28日
三島市:NPO法人ジェン・・事務局長:木山啓子さんのお話
認定NPO法人 事務局長 木山啓子さんのお話を
伺いました。
認定NPO法人ジェンのホームページはこちらです。
↓
http://www.jen-npo.org/
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法人として活動を始めたのは
1994年ですが、それ以前から任意団体として
海外で活動していました。
活動している場所は、
アフガニスタン / イラク/ スリランカ / パキスタン /
南スーダン / ハイチ / 宮城 ( クロアチア/チェチェン
コソボ / インド / モンゴル / セルビア / モンテネグロ /
イラン / ボスニア・ヘルツェゴビナ / エリトリア /
レバノン / 新潟 / ミャンマー / インドネシア )
以上のように、災害、紛争が起きている最前線で市民を支援する
為に一早く現場に駆けつける活動を行なっています。
年間、10万人の支援を行なっているということでした。
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<東日本大震災支援>
地震が起きた次の日には現地に行き、調査から支援へと活動し
それは今も続いているようです。詳しいことは、ホームページで
<支援活動の課題>
支援を行うのは、ボランティアだけではなく、支援するプロが必要
そのために、行政側も緊急時の受入れ体制を整えておく必要性が
あるという話でした。
平時では、個人情報などは一般の人の介入は厳禁かも知れません
しかし、安否確認等のデータ管理、対応は被災した現地市町の
担当者だけではとても、対応できないのに、今回の地震ではそういう
窓口の、緊急受入れ体制が出来ていなかったので、民間を受入れる
事はしませんでした。
本当は、ジェンにはすぐに、民間企業のデータ管理、パソコン入力の
プロのボランティア協力の申し出が、30人以上用意出来たのに
行政側は、受入れしませんでした。(条例、体制がないから出来ない)
その結果、行政側の混乱が続き、早い対応ができませんでした。
こういう折角の人材提供が活かされない事態は、本当に残念です。
緊急時対応マニュアルでは、実際の人がどう動くかを想定して計画すべきです。
今の計画では、普段の職員体制を貼り付けており、被災者でもある職員は
動けないことが想定されていません。
こういう民間力を活かす事も、念頭に入れるべきと思います。
<支援するのは、自立を支援するため>
震災から1年が経ち、今後どのように生きていくか、被災者の大きな
人生設計の課題です。
支援することは、そのことを念頭に支援をしなければいかませんが
ともすると、「親切にすることが良いこと」と思って継続支援すると
自立を妨げる結果にもなりかねません。
依存的な要求が増えてくる事もあります。
どこで手を引くか・・・そのためにどうするか
ボランティア活動する側の、大事なテーマであり、それが重要であることを
意識して支援すべきという話は、大変、参考になりました。
Posted by 野村りょう子 at 10:37│Comments(0)
│防災・災害支援・交通安全
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