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2012年06月14日
三島市:環境:NPO法人アサザ基金の代表のお話を伺いました。
NPO法人 アサザ基金の代表理事 飯島博さんの
お話を伺いました。
ホームページ http://www.kasumigaura.net/asaza/
アサザ基金は、茨城県の霞ヶ浦がアオコで埋まってしまった現状を
なんとかしたいという思いから、環境改善に取り組み、今は、そこから
環境教育、環境調査、林業の振興、農業の振興、産業の振興、・・・などなど
様々な取り組みに発展しています。
<飯島さんのお話で参考になったことは>
1.ネットワークは団体を結びつける事を考えても
何も生まれない、事業を結びつければ地域全体に広がる。
2.環境保全にお金をつぎ込んでも良くならないのはシステムに
問題がある。現場を歩き現場に解決のヒントがある。
(実際周囲 250キロを4周、歩いたそうです)
3.何か問題を改善しようとするとき、「否定することを訴えても解決しない」
そこに物語をいれ、夢を語ることで、活動に巻き込める。
4.枠の中で考えても解決しない・・問題は動いているので動きながら
考え行動することで、場に合った解決を見いだせる。
5.里山、自然も保全ではなく、動いている。
地域の人の生活と共にあるので、動きの中にこそ解決がある
湧き水発見から・・ビオトープ、棚田再生・・米作り・・酒造り
6.活動は中心のないネットワークであり、広がり
価値の創造性の中から次のステップへ、日本の文化は様式型 などなど
新しい発想、斬新な考えで人を巻き込む力を持たれた方だと思いました。
研究者でなく、生活者の視点からの発想だから強いのだと思います。
アサザ - Wikipediaja.wikipedia.org/wiki/
アサザ - キャッシュアサザ(浅沙、阿佐佐、
Nymphoides peltata (S.G.Gmel.) Kuntze)は ...
アサザ個体群の保全や復元が、霞ヶ浦や北浦で行われ
「アサザプロジェクト」が中心になっている。 ...
アサザ群落ができると水面を葉で被うために、水中の酸素が
減少し水質を悪化させる。
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ホームページ一部抜粋
<設立の経緯>
特定非営利活動法人アサザ基金は、霞ヶ浦北浦流域の
ネットワーク組織である「霞ヶ浦・北浦をよくする市民連
絡会議」の一事業部門として、1999年に設立されました。
「霞ヶ浦・北浦をよくする市民連絡会議」は1981年に設立
され、現在14の団体と50名の個人会員によって運営され
ています。
学校、漁協、森林組合、生協、農業団体、自然保護団体、企業
などの様々な分野の組織が参加し、ローカルアジェンダ、各
種の条例案、政策提言などを行うと同時に、霞ヶ浦とその流
域での環境調査を実施してきました。
1995年から現在までは、流域の多様な組織が連携して
進める「アサザプロジェクト」を進めてきました。
この「アサザプロジェクト」は湖の再生事業であると同時に、
地域振興や地域ぐるみの環境学習プログラムとしても機能
しています。流域の170の小学校、企業、一般市民を含む
20万人(2010年4月現在)がアサザの里親制度や湖岸
植生帯の復元事業などに参加。
小中学校への環境教育プログラムの提供も行っています。
「アサザプロジェクト」は、1998年版環境白書で「住民に
よる源流から湖までトータルできめ細かな流域管理を目指す
先進的事例」として紹介されました。同年版の建設白書でも
「市民の提案による公共事業]として紹介されています。
2004年版国民生活白書では「環境を守る市民による公共
事業」として再び紹介されました。
白書以外では、2002年国連地球サミットにおけるジャパン
レポートにて日本を代表する先進的取り組みとして紹介され
ています。
Posted by 野村りょう子 at 23:51│Comments(0)
│NPO・市民活動・自治会活動
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