プロフィール
野村りょう子
野村りょう子
三島市議会議員 無所属  (会派)緑水会
NPO法人東部パレット 理事 
コミュニティスペース・ジモット  代表

(連絡先) 〒411-0046 三島市芙蓉台 1ー6ー13
TEL  090-9926-7607
FAX  055-988-1380
mail: nomura.ryoko31@gmail.com

(モットー)居場所と出番がある人が輝くまちづくりを!! 「誰でも、出来ることがある。」 どんな状態の人でも誰かのために出来ることがあると思っています。            人は必要とされていると感じることで、前を向いて生きていけるのではないでしょうか。 
市民の皆さんが、できることを生かして生き生きと生きがい、やりがいのあるまちづくりを目指していきます。
人が輝いているからこそ、そのまちは魅力的な住みたいまちになります。
そんな市民の皆さんの思いや声を生かして,まちづくりをご一緒にしていきましょう。
ハード、ソフト、両面から環境整備に取り組んでいきます。    
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2012年05月09日

三島市:浜岡原発を見学しました、その2.残る不安。

 
三島市:浜岡原発を見学しました、その2.残る不安。三島市:浜岡原発を見学しました、その2.残る不安。










     (浜岡原発1-4号機は福島第原発と同じ  マーク1原発)
     ウィキペディアhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%9C%E5%B2%A1%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80 

  < 残る不安 >

 東芝原発設計者(浜岡原発も設計)  渡辺敦雄氏による説明を受けました。

 それによると、「何重にも電源確保の対策をしてあるから大丈夫」という論理そのものが
 福島第一原発の事故で破られた。

 すべて電源がダメになった時にどうするか・・・
 その対策がない限り安全とは言えない。

 大きな不安要素  1.マーク1(マークワン)の欠陥
             2.断層の上に建設  地盤が危ない
             3.大津波、直下地震の上に建設 
             4.首都圏、日本の動脈への影響大              
  
 渡辺敦雄氏    沼津高専 ホームページによる スタッフ紹介より 
             
 http://www.numazu-ct.ac.jp/nct_hp_new/department/c/staff.html

   <マーク1 の欠陥>

 アメリカの製作会社の技術者も認める、マーク1型の欠陥は
 津波だけでなく、地震による揺れで電源喪失と、水蒸気ではなく窒素の凝縮による 
 爆発の危険があるといいうことでした。
三島市:浜岡原発を見学しました、その2.残る不安。













 圧力抑制プールに水が入って、炉内の蒸気を通過ささせて、液体化していますが
 そのプールの水が、何度もくる揺れで配管がむき出しになり、蒸気が容器内に充満して
 爆発する可能性があるということです。
  
 場所は、原子炉の下に付いている両側に、フラスコを斜めにしたような形です。
 
 地震は、本震だけでなくその後、何ども余震が来ます。
 そのたびに、蒸気が吹き出します。
 蒸気は、水蒸気だけでなく、窒素の方が問題と言っていました。

 それに対する中電の明確な対応策は語られませんでした。

 <断層の上に建設  地盤が危ない>

三島市:浜岡原発を見学しました、その2.残る不安。










(敷地のすぐ横にある剥き出しの断層)

地層のずれは、その場所に建設された
一つ一つの建物が違う揺れ方をすることになります。

その結果、配管でつながった建物が、配管のトラブルで機能しなくなり
電源喪失事態になりかねません。

敷地内の散乱した機材を撤去するブルトーザーを配備したようですが
そのようなことは、海水が3メートル以上たまり、プール状になった敷地内では
全く機能しなくなります。 ボートで移動する状態で、どうやって片付けるのでしょうか。

パイプの耐震性が、本当にあるのか疑問です。


  <21メートルの大津波、直下地震の上に建設 >

三島市:浜岡原発を見学しました、その2.残る不安。













  (この防波壁は、津波18mしか耐えられない)

 今おこなっている防波碧は、18メートルの津波に耐える設計です
 しかし、国はその後、21メートルの津波予想を出しました。
 単純に考えても、耐えられる設計になっていません。
 
 3メートル高い津波の威力は、2倍になるそうです(渡辺氏)

 3メートルの乗り越えてきた津波は、防波壁があることで、引き潮でも戻れず
 そのまま、敷地内に海水がプール状になってしまいます。

 復帰させるための作業が、すべてストップ。
 つながっている地下の通路が確保される保証もありません。
 ボートで移動する敷地内で、何が出来るのでしょうか。
   
  < 首都圏、日本の動脈への影響大 >

 浜岡原発は、20キロ圏内に東名、第2東名、新幹線があります。
 放射能汚染は、風下の静岡県東部地区だけでなく、首都圏も直撃します。
 
 このような日本にとって、大打撃を受ける場所に、古い型の原発があること
 をもっと、国民は知ることが大事だと思います。

  < 静岡県民でも、西と東では意識の差がある >

 今回参加して、感じたことは、
 東側に住んでいる私達、議員(市民)と
 西側に住んでいる議員(市民) では、大きな違いがあると感じました。

 県東部に住む富士川以東の住民は、東電管内であり、計画停電を経験しました。
 私達は、静岡県にいても、福島第一原発の危険性を肌で感じました。
 ほとんどの市民は、原発は無いほうが良いと思っていると思います。
 早く、それに変わる新エネルギーに替えて欲しいと思っていると思います。

 しかし、西側の中電管内の人は、それほど危険性を感じていないか  
 まだまだ、どこか人事と思っている人もいるようです。
 今、市民投票しても、反対が6割取れるかどうか微妙ということでした。

 確かに、昨年の計画停電の最中に静岡の友だちと話しても
 全く知りませんし、関心もないようでした。

 それより、経済的な恩恵に預かっている影響を心配する人の方が
 多いのかも知れません。

 これでは、県民投票しても、結果はどうあるか心配です。    


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