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2012年05月07日
三島市:日本ではすでにピークは過ぎた電力需要!
( 電気事業連合会 ホームページより 1970年から2009年まで )
詳細は → http://www.fepc.or.jp/present/jigyou/japan/index.html
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<原子力発電所の運転停止>
全国の原子力発電所がすべて運転を停止いました。
今年の夏の消費電力が足りるかどうか話題になっています。
電力が足りないという議論の中に、需要の伸びが語られていますが
増え続ける電力需要・・・は、ウソ!
それは、発電所を作る側の論理であって、実際はピークはすでに過ぎ
これからの収入の増加をどのようにしていくか・・・が、電力会社の経営陣の
課題であると思われます。
電気事業連合会のデータによると、すでに日本の家庭の電力需用は
2000年頃から横ばいです。
2009年には、下がっています。
<家庭の電力需用は、どんどん下がる>
電力が足りない議論のなかで、家庭の電力需要が今後も増える・・と
言われていますが、それはないでしょう。
2000年と言えば、12年前
団塊の世代の子供たちが、20才前後で独立をしていく頃です。
我が家でも、3人の子供たちはその後、家庭を離れ、大学に就職にと
出ていきました。
家族5人で暮らしていた時の電気代は相当なものでしたが、
今は、1箇月の光熱費は、かつての3分の2
夫が退職して、毎日家にいてもそんなものです。
今や単身世帯が増え、結婚しない30代40代が2割となれば、
子供の数、家庭の数も激減。
家庭における電力需用は、確実に減りました。
< 企業電力需要も減ったはず・・・>
子供の数が減り、家族の構成する家族数も減り・・
物を買わなくなった現在の日本にあっては、それを製造する需要も
減っています。
商店街も、それによって空き店舗が目立っています。
どのような分野も、産業界では需要が減ってきている
はずです。
< 原子力に変わる代替エネルギーの開発 >
代替エネルギーの事も、話題になっていますが
そもそも、日本にあっては新エネルギー開発費が少なすぎました。
国家予算の中で、4000億くらいでした。
中国、アメリカ、ヨーロッパは、何兆円という規模で開発しています。
日本では、原子力開発費が何兆円で、新エネルギーは4000億円でした。
これからは、早急に新エネルギー開発費にもっと、お金を使うべきと思います。
<電力消費政策のオール電化にだまされた>
国策として原子力依存を容認してきた私達も、国の責任、電力会社の責任と同じように
一部責任はあることを自覚しなければいけないかも知れません。
オール電化の推奨にのって、オール電化にした家も多いですし、
オール電化のマンションしかなくなりました。
私自身は、ガスを電気に変えて、送電して電気でお湯を沸かす不合理に無駄を
感じ、全くオール電化には興味がなかったのですが、周りには多くの家庭で
オール電化していました。
原子力で生み出した電気は、消費しないと困ります。
そのために、大量消費のオール電化政策は必要だったのだと思います。
家庭で、料理用のガス料金って、5人家庭で手づくりしても1ヶ月1500円位って
知っていますか? そんなものです。
< 今後の電力会社の経営への協力も>
電力確保の大変さもありますが、経営は大変だと思います。
自業自得・・などという人もいるかもしれませんが、それには、国民にも責任が
あります。
原子力国策を容認してきてしまったからには、今後もおきると思われる
負債処理(電気代上げない場合)、補償問題、消費電力の抑制、・・・などなど
電力会社への協力は余儀なくされることも覚悟で、原子力依存をなくす
方向で考えていかなければいけないと思います。
(家の中に自然光を取り入れる工夫も大事ですね)
Posted by 野村りょう子 at 13:07│Comments(0)
│環境・ゴミ・自然・エネルギー
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