< 60年前の赤ちゃんの取り違え>
60年前 出産した赤ちゃんが取り違えが発生し
それぞれ、本来の家庭ではない家庭で育てられたことが
60年経ってわかったことがニュースになりました。
60年といえば、私とほぼ同じ人生を送ってきたことになり
とても、人ごととは思えない気持ちになりました。
昭和28年頃は、まだまだ戦後の混乱もあり、それから10年たった
記憶に残る10歳の頃も、お金に困っている家庭も多く存在し
努力すれば、大学にも行かれる現在とは大きく違っていました。
本来なら裕福な和亭に生まれていたのに、貧しい生活保護の
家庭で育ったとのことのようです。
育った環境で人の一生は大きく左右されたのでしょう、運送業の
運転手として働いてきたと、テレビでは言っていました。
その当時の日本には、本当はまだまだ他にもこのような間違いが
あったのかもしれません。
< 60年前の田舎での出来事 >
実は私の子供の頃、いつも行くお店の人達がこそこそ話しているのを
聞いて小学生の私もビックリしました。
「あのお客さんは、この前までお腹が大きかったのに小さくなっている。
生まれた赤ん坊を畑の中に埋めてしまったらしい・・」という会話を聞いたのです。
その人は、まだ小さい赤ちゃんなど、何人かの子供をいつも連れている人
でした。
私は、何か聞いてはいけないことを聞いてしまったと思い、家に帰って
その話をしたことはありません。
でも、その時、聞いた内容がとんでもないことだとわかったのは、何十年も
経ってからです。
今は既に調べようもありません。当時はそんな時代だったというだけです。
しかし、そのような中で人生が狂ってしまった人がいたら、あまりに気の
毒です。
< 60歳からの生き直し >
もし、このような間違った人生を余儀なくされたとしたら、その事実を
受け入れることは、取り返すことができない人生を失った事実を受け入れ
新しい自分として生きなおすことが求められ、本当に辛いことだと
思います。
特にご両親が既に亡くなられたようですので、二度と会えない現状を
受け入れることも、とても辛いことではないでしょうか
育ててくれた母親や兄弟には感謝しているということですが、
とても、素晴らしい方だと思います。
自分の人生が60年経って、生き直しするとしたら、どうなるんでしょう。
60歳からの生き直しの人生・・・あなたなら、どうですか。